みなさん こんにちは!
このコウノトリは、OVDGOLFのある豊岡市の「市の鳥」なんですよ。
コウノトリは昔から「赤ちゃんを運んでくる鳥」なんて言い伝えがある鳥ですが、背の高さは約1.1m・羽を広げると約2.2mもある大型の鳥になります。
コウノトリは日本で特別天然記念物に指定されている鳥ですが、国内では一度絶滅してしまったんですよね。
明治以降に人間の乱獲により激減し、昭和46年(1971年)にこの豊岡で最後の1羽が保護されたのを最後に日本の空からコウノトリがいなくなってしまいました。
豊岡市では昭和40年からコウノトリの繁殖・野生復帰の取り組みを行っていましたが、保護していたコウノトリのヒナも農薬を含んだ水銀の影響で育たなかったようです。
そこで昭和60年(1985年)にソビエト連邦(現ロシア)より日本と同じ種の野生のコウノトリの幼鳥を6羽いただき、平成元年(1989年)にはヒナが生まれました。
その後徐々にコウノトリの数も増えていき、平成17年(2005年)には野外への放鳥も行われました。
そして令和4年(2022年)には野外で暮らすコウノトリも300羽を超え、生息地も日本各地へと広がりました。
この豊岡市には今でもたくさんのコウノトリが棲んでいるのですが、最初に紹介した通り大型の鳥ですので、たくさんのエサが必要になります。
コウノトリのエサは魚やカエル・オタマジャクシ・ザリガニ・ヘビ・昆虫など沼・池・川・田んぼなどの水辺で生きる生物となります。
そのコウノトリのエサを安全に確保するために、豊岡市では「コウノトリ育む農法」として、農薬を全く使用しない、あるいは75%以上減らす農法に取り組んでいます。
コウノトリと暮らす町を目指しているんですね。
ですから私も普段から近くの田んぼや畑などでコウノトリを見かけることがあります。
見出しの写真も私が昨年の7月に撮影したもので、結構近くから撮影出来ましたよ。
近頃はエサが少なくなっているせいか見る機会が無かったのですが、最近また見ることが出来ました。
車の運転中でしたので撮影は出来ませんでしたが、コウノトリを見られるとなんだか嬉しいですよね。
こんな自然豊かな但馬へ遊びに来ませんか?
まだまだカニのシーズンも終わっていませんし。
そして、但馬へ来られたらOVDGOLFへも寄っていただければ嬉しいです。