grindworks グラインドワークス Equinox Limited Driver《 シャフト:フジクラシャフト 》
Equinoxドライバーについて
このドライバーを開発するにあたって、ゴルフを専業としているプロフェッショナル・ゴルファーという人たちは、確かに使用する道具に対しての執念とこだわり、それと要求は並みのものではないことを知らされました。
グラインドワークスのチームメートのPatrick・Reedはクラブの使用契約を一切しないことで知られております。現在パトリックが使用しているアイアンやウエッジ、それとパターは全て彼とグランドワークスで共同開発したものです。それでも、グランドワークスとの間でクラブの使用契約は結んでいません。パトリックとグラインドワークスそしてデザイナーの新美との信頼関係のもとで両者利益が成り立っております。
そのPatrick・Reed事務所から、パトリックとしては初めてで唯一のドライバーの使用契約を結んでいた米国のP?? 社のドライバーがどうしても気に入らないから何とかグラインドワークスで作ってくれないかとの要望が今年の春に届きました。確かにパトリックのPGAにおけるランキングは今年に入ってから月を追うごとに落ちて行っていました。
それからのグラインドワークスの開発チームとPatrickとの間の、性能についての要望とドライバー各スペックの詳細についてのやり取りが朝晩を問わずに始まりました。朝晩を問わずとは、日本と米国の時差、またプロトーナメントの間の限られた時間においての連絡は朝、昼、夜を無視せざるを得なかったのです。
特にスペック面で開発チームが最も重要視したところは以下の仕様です。
1.重心角:ドライバーのシャフトを任意の2点で宙につるしたとき、フェースが上に向く 角度を言います。角度が大きいほどボールのつかまりが良いのですが、プロはあまりつかまりの良いのは好みません。
2.重心深度:ソールの重心位置からフェース面までの距離。ボールのスピン量と弾道の 高さに影響します。パトリックの好みは2300~2350RPMです。
3.慣性モーメント:スウイング中のヘッドの動作に影響します。大きいとミスの許容度 が大きくなりますが、操作性は悪くなります。平均は4000g・c㎡。
4.フェース角:上級者やプロはややマイナスを好む傾向にあります。0からマイナス0.5くらいがパトリックの好みです。
5.ライ角:角度が大きいほど球はつかまりやすいが左に行く傾向がある。また角度がち いさいほど右に行く。パトリックの要望は59度でした。
これらの他にまだ子細なスペックは有りますが、上記のこれらのスペックには目安になる数値は存在しますが、プロの場合は試打してみて、初めてこの数値で良いのか、または多いかすくないかが初めて判断されます。まず感性が第一に優先されます。
それ故、試作のドライバーは工場からテキサスのパトリックの事務所との間を行き来することが十数回続き、ようやく完成に至りました。 今回のEquinoxドライバーを開発中にパトリックの一流のプロとしての感性から多くを学びましたことをグランドワークス開発チームは深く感謝いたします。
Equinoxドライバー Spec
・ロフト角 :10°
・ライ角 :59.5°
・フェースアングル:open 1.0°
・容量 :450cc
・ヘッド重量 :198g
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